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怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ [ 森合 正範 ]
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遂に世界への挑戦アドリアン・エルナンデス(メキシコ)との対決。彼は標高2608mを超えたメキシコのトルーカに住んでいる。
この高い標高でのトレーニングがメキシコの選手の心肺機能の強さなんだろう。
そんなエルナンデスとの対談の際、エルナンデスが指をコツコツと鳴らして記者の質問に答える様子がリアルに描かれている。
そんなエルナンデスが幼少期にボクシングに出会い、元二階級制覇チャンピオン、ルぺ・ピントールの下で指導を受ける。そこで時間を守れないエルナンデスに
「時間を守れない奴はダメだ。ボクシングも様々なプロセスを経て、長い年月をかけて技術を磨き、選手に合ったスタイルを築きあげていく。規律を守らなければ、毎日毎日のプロセスを踏めないし、計画通り進める事ができない。すべての土台となるのが規律だよ」
と語る。この言葉に私は感銘を受けた。ウチの課長も良く時間の話をしている。
しかし、フェルナンデスは初めの世界挑戦に負けて、ピントールの下を離れてしまうのだが、その後、世界チャンピオンとなり井上尚弥の挑戦を受ける。
この時、井上尚弥20歳。童顔であり、こんな少年のようなボクサーと戦うのかと驚いたとの事。でも油断はなかった。
エルナンデスは開始1分、溝内にボディストレートを食らい、足がもつれる。この一発がKOに繋がったとフェルナンデスは語っていた。
ボディを守ろうとすると顔面に左フック2連発、顔面を意識すると警戒していた左ボディー。ここで大きなダメージをもらったとか。
6ラウンド2分30秒過ぎ、エルナンデスが右ストレート、左フックを顔面に食らい、少し下がった。その後の井上の左アッパーは躱したものの、右ストレートが顎に伸びてくる。避けきれずまともに被弾し、跪くように前のめりにダウン。
その後もすぐに立ち上がるが審判の判断によりTKOで井上尚弥選手の勝利。エルナンデスはこの試合後、酒浸りとなり、結婚を考えていたフィアンセとも別れてしまう…。それほどのショックが井上尚弥との試合にはあったんだろう…。
次の話しは遂にナルバエス戦。楽しみすぎる…。読み終えたらまた更新します。